株式会社ユニエツクスNCT

NYK GROUP

株式会社ユニエツクスNCT

40日間パンの旅/連携からなる一貫輸送の話

通関は「縁の下の力持ち」/年長者から語られる言葉の重みを感じながら共に一つの物流を支えている3人。貨物の流れと書類の流れから見る物流とは?

※2016年12月掲載当時の内容です。株式会社ユニエツクスは株式会社ユニエツクスNCTの前身となります。

世代を超えた3人の連携

A.H:フランスからパンを輸入しているお客様の、コンテナ海上輸送から国内通関までを、当社が一貫して行っており、私はその船積手配をしています。
本船のブッキングやBL発行を当社パートナーSEAFRIGO社が行い、私は日本にいるお客様へ船積の進捗状況を案内します。船積後、フランス・ルアーブル港から東京港到着まで、36日近くかかります。

K.M:私は本船の入港が近づくと、船積書類をもとに、貨物を入れる倉庫さんと入庫日の打合せをし、コンテナを運ぶ車両を手配します。入庫や通関のスケジュールをお客様に伝えるのも、私の仕事です。商品の詳細について確認をとるなど、お客様と直接やり取りすることが多いですね。

N.K:私はK.Mさんから依頼を受け、パンの食品申請、輸入申告をしています。食品を輸入するときは厚生労働省の管轄する検疫所へ届け出が必要なんです。その後、税関に対して輸入通関の手続きを行います。

K.M:3人でバトンタッチしながら、お客様の手元にパンを届けています!

A.H:当社で一貫して海上輸送・倉入れ・輸入通関まで手配しているから、お客様にとって窓口はユニエツクスひとつになって、問合せの手間を減らすことができます。

それぞれの仕事の難しさ

A.H:フランスの方とのやり取りが大変です。英語でのやり取りになるのですが、お互い母国語ではないので、、、。それに、時差の違いもありますね。日本の夕方5時がフランスの朝9時なので、フランスへの確認事項は夕方からが勝負!!という感じです。

K.M:私はスケジュール調整が大変だな、と感じます。例えば、お客様が貨物の通関・引き取りを急いでいて、最速で入庫・通関をしなければならない時に、倉庫さんから「その日程は厳しい」と言われてしまったり、車両の手配がつかなかったり、、、。でもそれをうまく調整し手配できたときには、やりがいを感じます。

A.H:N.Kさんはどうですか?

N.K:そうですね。食品申請は知識がとても求められますね。パンの材料は小麦・砂糖・ナッツなどがありますが、それに添加物が加わります。細かいものを入れると、20種類を超えることもあるんですよ。その一つ一つをすべて調べて、食品申請をしています。

K.M:パンの種類によっては検査を受ける必要があるものもありますよね。

N.K:そうだね。そんな時は、検査の予定が通関日に関わってくるから、できる限りお客様の希望に沿ったスケジュールで手配できるようにK.Mさんと連携しています。

K.M:パン一つを輸入するのにもこれだけの仕事の流れがあって、もっと言えば私たち3人以外にもたくさんの人が関わっています。

N.K:物流は「縁の下の力持ち」なんて言われることがよくあるけど、とてもダイナミックだと思うよ。

ユニエツクスに任せてほしい

A.H:食品を専門に扱う物流会社であるSEAFRIGO社と提携していることは当社の強みの一つであり、食品の扱いに慣れたこれまでのノウハウと輸送実績から、安心してお客様から海上輸送のご依頼をいただけているのだと思います。

K.M:私は、「他社と違って通関が早い。」と言っていただいたことがあります。N.Kさんのようなベテランの方がいらっしゃったり、食品専門の他法令チームがあることで申請手続きも素早いのではないかと思います。

N.K:通関業者は「ミスをしない」「できる限り早く」が求められますからね。お客様のために、社内の各チームが上手く連携しています。ぜひユニエツクスに任せてほしいですね!

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