CA輸送とは
通常、青果物は収穫後も呼吸をしており、自身の糖分を使用して呼吸をするため品質が低下していきます。
CA輸送は、コンテナ内の空気組成を低酸素、高二酸化炭素状態にコントロールすることで青果物の呼吸を抑制する効果があります。
青果物は「冬眠状態」になり、低温管理と組み合わせることで品質の劣化を抑制し、高い鮮度を保つことができます。
輸送費用は航空輸送の約10分の1
一般的に冷凍に向かない農産品は、航空輸送で海外に輸出されていますが、
一つ当たりの単価が低い農産品にとって、輸送費は現地販売価格に大きく影響します。
海上輸送に切り替えることで、航空便の10分の1程度に抑えることが可能です。
日本郵船グループ一体となった取り組み
CAコンテナを利用した輸送については、低温輸送の研究を行っている株式会社MTI(Monohakobi Technology Institute)によるコンサルティング、コンテナの運航管理を行うNYK Container Line株式会社による港での調整、そして当社が検疫や通関といった輸出手続きから現地配送までを担うことで、グループ一体となった取り組みを行っております。