株式会社ユニエツクスNCT

NYK GROUP

株式会社ユニエツクスNCT

物流効率化に貢献を!/姫路インランドコンテナデポ(ICD)運用の話

姫路を盛り上げたい/輸出企業が集中している姫路エリア 物流課題の解決策としてインランドコンテナデポの運用が始まった。

※2017年10月掲載当時の内容です。株式会社ユニエツクスは株式会社ユニエツクスNCTの前身となります。

効率化を図る手段が限定的

輸出企業が集積する姫路地区で当社はインランドコンテナデポの運用を始めました。
主に、ラウンドユース予定の空コンテナや、阪神港、阪神港以外から回送してきた空コンテナを一時保管し在庫・蔵地管理を行い、このインランドコンテナデポからお客様に提供しています。
これまでほとんどの空コンテナは阪神港から直接姫路地区のお客様に回送されています。
空コンテナの到着が遅れることで工場のオペレーション全体に影響する為、時間精度の高いコンテナの到着をお客様は求めています。しかし阪神港と姫路地区の間は距離にして70~120km、所要時間は2~3時間を要し、交通渋滞が発生する区間も多くあるので、私達は前日からコンテナを準備し朝早くに阪神港を出発など、ご要望に応える努力をしてきました。
しかしドライバー不足等の問題が進む中で、物理的な距離と時間をこのままに、輸送の効率化を図る手段が限定的でした。

モーダルシフトによる物流効率化へ

私達は当社と同じNYKグループであるNYK Container Line(株)と協力し、一部トラック輸送から鉄道輸送に切り替え、阪神港以外からの空コンテナの調達経路を拡大致しました。
モーダルシフトによる輸送業者様の負担減、CO2削減といった環境等への配慮にも繋がり、インランドコンテナデポで一時保管することで、お客様への回送距離も近くなりました。
これにより輸送業者様から「手配が楽になりました」と言っていただいた時は嬉しかったですね。

物流効率化に貢献したい!

私がこの案件を任されたのは、現部署に異動してきて間もない時だったので、当初はこの新規事業の担当が私で大丈夫かなという不安はありましたね。
1からの立ち上げだったので、運用に関わるマニュアルや、在庫管理のシステム作成といったベース作りは時間を要しました。
やはり輸出企業が集積する姫路地区では輸出入の取扱がインバランスなので、さらに姫路近郊、姫路以西のお客様にご利用していただき、ラウンドユースのマッチング率を上げ、コスト削減等に貢献していきたいです。
今後もドライバー不足といった問題はますます深刻化していきますので、インランドコンテナデポ等を活用した仕組み・機能をさらに拡大し物流効率化に貢献していきたいですね。

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